理事長コラム
門司誠一の思いをつづります。
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2026.01.23
新年あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。日頃より、当法人の高齢者介護サービスならびに保育事業をご利用いただき、深く感謝申し上げます。
ご利用者の皆さま、そしてご家族の皆さまの温かいご理解とご協力に支えられ、私どもは日々の歩みを重ねることができております。高齢者介護の現場では、「その人らしく、安心して過ごせる毎日」を大切にし、職員一同、心を込めた支援に努めてまいりました。
また保育の分野におきましては、子どもたち一人ひとりの成長を見守り、笑顔と学びにあふれた環境づくりを心がけております。本年も、利用者の皆さまの声に真摯に耳を傾け、地域に根ざした社会福祉法人として、信頼されるサービスの提供に努めてまいります。
小さな気配りを積み重ね、大きな安心へとつなげていく一年にしたいと考えております。結びに、新しい年が皆さまにとって、健康で穏やか、そして希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2025.12.29
本年も残すところ、あとわずかとなりました。
利用者の皆さま、ご家族の皆さまには、日頃より当法人の高齢者介護事業および保育事業に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。高齢者介護の現場では、皆さまが安心して毎日を過ごしていただけるよう、職員一同、心を込めて支援に努めてまいりました。また保育の現場では、子どもたちの健やかな成長と笑顔を何より大切にしながら、一日一日を積み重ねてまいりました。
本年も、感染症対策や社会情勢の変化など、さまざまな課題がありましたが、皆さまの温かなお支えとご協力により、無事に一年を締めくくることができましたことを、改めて感謝申し上げます。
来る年も、「人を大切にする福祉」の原点を忘れず、地域に根ざした法人として、より安心で信頼されるサービスの提供に努めてまいります。
年の瀬を迎え、寒さも一段と厳しくなってまいりました。どうかお体に十分お気をつけいただき、穏やかな新年をお迎えください。
本年一年のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げ、年末のご挨拶といたします。

社会福祉法人健翔会 ひまわりの園 コスモスの園 -
2025.12.26
今年も残すところ僅かで、来年は午年となる。年末に菩提寺である臨済宗南禅寺派徳昌寺の浅生憲道ご住職から、田中寛洲南禅寺派管長が書かれた色紙をいただいた。

色紙の裏には「良馬は鞭影を見て行く」という仏陀の言葉があります。優れた馬は、鞭で尻を打たれなくても、鞭の影を見ただけで速度を上げて走るという意味であると書かれている。
この言葉は、単なる動物の比喩ではありません。人の生き方や仕事の姿勢に、驚くほど重なります。たとえば、注意されないと行動できない人と、言われる前に動く人。
問題が起きてから慌てる人と、未然に兆しを読み対処する人。
変化に抵抗する人と、変化の影を見た瞬間、すでに次の一歩を踏み出している人。その差は、能力の大小ではなく、「気づきの早さ」と「自ら動く心」にあります。現代社会は、誰かに叱られてから改善する、そんな余裕が許されないスピードで動いています。情報は溢れ、技術は変わり、価値観すら刻々と更新されていきます。
だからこそ、人は「鞭を受けて動く」よりも、「影を察して動ける存在」でありたいものです。もちろん、すべてを完璧に予測することはできません。しかし、目の前の出来事に無関心でいないこと、変化を恐れず柔軟に応えること、今より一歩先を見ようと努めること、その姿勢こそが“良馬の心”なのかもしれません。
気づいたときに動く。
できるときに始める。
言われる前に考える。その小さな習慣の積み重ねが、私たちをより良い未来へ導いてくれます。鞭の“影”を見て走る、それは今を生きる私たちへの静かな力強い教えです。
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2025.12.18

昔の人が残した言葉には、長い年月の中で磨かれてきた深い知恵があります。「気は長く 心は丸く 腹立てず 口つつしめば 命長けれ」この一句もそのひとつです。短い言葉ではありますが、その中には、人としての振る舞い方、そして穏やかに生きるための秘訣が丁寧に込められています。
まず、「気は長く」。
焦らず、急がず、人と向き合う。福祉の現場では、まさにこの姿勢が大切です。できることが昨日より少しゆっくりになっても、それは人としての自然な歩みです。寄り添い、待つことも支援のひとつです。次に「心は丸く」。
角の立った言葉や態度は相手を遠ざけます。利用者ご家族、地域、職員同士、私たちは多くの関係の中で働いています。相手の背景や気持ちに思いを巡らせ、丸い心で接することが、安心と信頼を育てます。続く「腹立てず」。
思い通りにいかない出来事は誰にも訪れます。けれど、怒りは自分の心の平和を奪い、周囲にも波を広げます。深呼吸一つで変わる空気があることを、私たちは経験から知っています。そして「口つつしめば」。
言葉は目に見えませんが、人を傷つけることも、励ますこともできます。何より、一度発した言葉は取り消せません。だからこそ、言葉には思いやりを添えたいものです。最後にある「命長かれ」。
これは単に寿命が延びるという意味だけではなく、穏やかで満ち足りた人生が送れるという願いの表現と受け取っています。現代社会はスピードを求め、効率を重視します。しかし、人との関わりには、効率では測れない価値があります。だからこそ、この古い教えが今、私たちに静かに問いかけているのかもしれません。
